ひとことで『屋根材』と言っても実は様々な種類の屋根があります。それは、長年の歴史の中で日本人が開発してきた物語でもあります。
目 次
1.陶器瓦・粘土瓦
陶器瓦はお茶碗のような素材で作られら瓦です。塗装工事がいらないということがメリットでもあります。
瓦の割れや剥がれがある場合には、部分交換をしたり、葺き替え工事を行います。
2.セメント瓦・モニエル瓦
セメント瓦は、言葉の通りセメントでできた瓦で、15年~20年に1回は屋根塗装を行わなければなりません。
なぜなら、劣化が進むと水分を吸収し、その影響で、瓦の割れ・剥がれを引き起こし、雨漏りの原因になったりする恐れがあるからです。そのため、定期的な塗装は必要です。
3.コロニアル(スレート瓦・カラーベスト)
コロニアル屋根は、日本で住宅で一番採用されている屋根材です。
築10年に1回、最低でも15年に1回は塗り替え工事が必要となります。築20年で1回も屋根塗装をしていないとなると、塗装工事では手遅れの場合があるので、その際は屋根のカバー工法をおすすめしています。
4.トタン屋根
トタン屋根は、瓦棒と呼ばれる板金屋根で定期的なメンテナンス、塗装が必要です。なぜならば、板金は金属なので年数がたつと錆びるのでさび止め塗料を塗ってから仕上げ塗装2回塗りします。
5.ガルバリウム鋼板屋根
ガルバリウム鋼板とは、金属屋根なのに錆びない屋根材です。そのため長持ちさせると言う点では、塗装の必要もありません。
しかし、汚れや雨音、熱さなどの理由で塗装のご依頼を受けております。
その場合にこにこリフォームでは、ガリバリウム鋼板塗装は音と熱さを軽減し抑えるために”断熱塗料ガイナ”をお勧めして喜んで頂いております。
6.アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、軽量で耐久性に優れいて、かつ、お洒落な屋根です。
しかし塗装となると、にこにこリフォームではおすすめしておりません。なぜなら、塗装工事で長持ちさせることができないからで。そのため、アスファルトシングルの方には”屋根のカバー工法”をおすすめしております。
7.陸屋根
陸屋根の場合は下記のように様々な防水の工法があります。定期的なメンテナンスは必須です。
基本的に10年に1回の防水工事をおすすめします。
ちなみに工事種目ごとの予算目安は、以下のとおりです。
工事の種類 | 耐候年数 | 費用(㎡) | 箇所 |
---|---|---|---|
ウレタン防水 | 10年 | 4,000~6,500円 | すべて |
シート防水(ゴム) | 10年 | 3,500~7,000円 | 陸屋根 |
シート防水(塩ビ) | 15年 | 3,500~7,000円 | 陸屋根 |
FRP | 10年 | 4,500~6,500円 | ベランダ |
アスファルト防水 | 15年 | 5,000~7,500円 | 陸屋根 |
屋根の葺き替えをしなくて良い変わりに、防水工事は必要ということですね。
8.折板屋根
折半屋根は、学校の体育館や駐輪場などに良く使用されております。
金属屋根なので定期的な屋根塗装が必要です。年数が経つにつれて、錆びが発生しますので、錆び止め塗料を塗ってから仕上げ塗装2回塗りします。
以上が、いろいろな屋根材についてでした。私たちにこにこリフォームのように、長年塗装工事を行っていると、どうしても、次の塗替え時期になると「屋根はもうそろそろ交換したい…」という意見も出てきやすいので、屋根の交換なども行っております。
塗装工事でメンテナンスできるのか、屋根の葺き替えをしたほうが良いのかも、無料診断をさせていただきますので、以下よりお尋ねください。