目 次
外壁シーリング工事とは
外壁塗装工事の工程にシーリング工事があります
にこにこリフォームでは自社職人施工班が在籍し育成しております。
実際にどんなことをするのか…ここでは詳しく説明をいたします
このシーリング工事…実はとても大切な工程なんです!
シーリングとは
サイデイング・タイルの目地(タイルとタイルの隙間部分)やサッシとガラスの間などに生じた隙間につなぎ目を埋めるシーリング材(密着性の高いプニプニしたゴムのような素材)を充填することです。また、部材間の緩衝材でもあります。
水密性(水を通しにくい性質)や気密性を確保するために必要な工程になります
サイデイング壁の多い住宅ではシーリング作業は必須作業です。
使用シーリングの種類
使用するシーリングの種類には
一液ウレタン 二液ウレタン 一液シリコン 二液シリコンがあります。
一液または二液とウレタンまたはシリコンの組み合わせで
耐候性が決まり、ウレタンよりシリコン、一液より二液となります
一液と二液の違い・・・硬化方法が異なります
種類 | 特徴 | その他 |
---|---|---|
一液 | 空気中の水分と反応して表面から硬化する湿気硬化型 | |
二液 | 基剤と硬化剤が反応して硬化する混合反応硬化型 | コーキングガンや撹拌機が必要 |
ウレタンとシリコンの違い
種類 | 特徴 | その他 |
---|---|---|
ウレタン | 材料との弾力性や密着性が高いというメリットがありますが、紫外線に弱い | 5年~10年 |
シリコン | ウレタン樹脂を原料としたもので、耐候性・塗装性に優れている | 約10年 |
オートンイクシード | 新たに開発した特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより、これまでにない耐久性、耐候性を実現した「超寿命シーリング材」です。 | 20年以上の耐候性 |
最近では超耐候性のオートンイクシードが主流となっており弊社も一番のおすすめです。
通常のシーリングでしたら5~10年ですがオートンイクシードは20年以上の耐候性と言われております。下記、メーカカタログをご覧くださいね!
シーリング工事の作業種類
シーリングの作業種類には打ち増しと打替えの2種類あります。
基本的にサイデイング目地は打替えをします。経年劣化で塗り替え時には目地が劣化しているので打替えとなります。(下記写真)
しかし、部位によっては増し打ちが適している場合があります。
例えば、にこにこリフォームでは、サッシ廻りは打替えでなく、基本、増し打ちで施工します。
理由は、サッシ廻りは劣化していない場合が多く、シーリング撤去時に防水シートを破る可能性が高いためです。もちろん劣化がひどく切れている場合は打替えとなります。
シーリングの作業工程
とてもシンプルな作業でありますが、職人の技術力が必要です。。良い材料を使っても施工技術によって材料の効果が半減します。
カット
カッターで切る。目地の側面に残存するシーリング材を、カッターで削り、除去します。
ペンチなどで引っ張る。傷みが軽度であれば、この手法でほぼ除去出来ます。
養生(テープ張り)
バックアップ材を装填
サイデイングの場合は基本的に15㎜の深さがない場合はつめないのでシーリングは8㎜~10㎜厚の隙間の確保が必要です。厚みがない場合はボンドブレイカーを使用します。
ボンドブレーカーとは
目地底 ( 底面 ) への、シーリング材の接着防止のために、貼り付ける特殊テープです。
バックアップ材とは
目地の深さを調節したり、シーリング材を目地底で支える役目をします。 発泡スチロールなど、弾力性のあるもので、シーリング材と接着しにくいものを使用します。
バックアップ材は引っ張って入れないことが前提です。
引っ張ると伸びて縮んでしまうので慎重に施工します。簡単そうですが、素人がするのとプロがするのは経験と知識が違いますね!
プライマーを塗布
シーリング材とサイディングの側面の接着力を高めるために、プライマー(下地塗料)を塗布します
シーリング材を充填する
充填は下から打ち上げるとシーリングが入っているのがわかります
打って打ち返す(反発する)力が大切です
ガンを握る速度と動かす速度が一致しないときっちり充填できないので慎重に施工します
汚さない 廻りに気を配り、雨樋や窓につかないように集中して施工します
シーリングを充填した箇所を押さえる
サイデイングの場合 縦目地はまず下から上に押さえて、そして上から下で押さえることで仕上げると綺麗に均等に入り込みます。
タイル目地・パネル目地の場合
縦横の方向は統一して仕上げます。仕上がりはお客様にご確認しながら進めていきます!
養生(テープ)を撤去する
撤去時に鋭角に撤去することでひげが出ないように綺麗に撤去します。
ロスベラ(道具)で撤去します。テープを巻くように撤去していきますが、巻き始めは軽く巻くようにします。これは後で取れやすくするようにきつく巻かないようにします!
掃除 清掃
人材育成 職人技術の継承
にこにこリフォームでは職人育成に取り組んでいます。藤間親方は優しく丁寧に指導しているため 新人の上達も早いですね。昔の見て覚えろ!とは時代も変わりました!
カット → 養生(テープ張り) → プライマー塗布 → シーリング材を充填 →
シーリング材を充填した箇所を押さえる → テープ撤去 → 掃除 となります。