日本人もベトナム人も関係ない!育てる!育成することの厳しさを肌で感じる日々

いつもありがとうございます。
にこにこリフォーム会長の長石 学です。

最近、あらためて強く感じていることがあります。

それは、

人を育てるということは、本当に難しい。

ということです。

日本人だから育てやすい。
ベトナム人だから育てにくい。

私は、そういうことではないと思っています。

日本人であっても、ベトナム人であっても、一人ひとり生まれ育った環境も、性格も、考え方も違います。

素直に話を聞く人もいれば、なかなか自分を変えられない人もいます。

仕事を覚えたいという気持ちはあっても、継続できない人もいます。

生活上の悩みや、お金の問題を抱え、仕事に集中できなくなってしまう人もいます。

人は、機械のように同じようには育ちません。

だからこそ、育成は難しいのです。

技術だけを教えても、職人には育たない

塗装職人を育てるためには、ハケやローラーの使い方、養生の仕方、塗料の知識など、さまざまな技術を教えなければなりません。

しかし、技術だけを教えれば一人前の職人になれるわけではありません。

朝、きちんと挨拶をする。

時間を守る。

道具を大切にする。

現場をきれいにする。

仲間と声を掛け合う。

お客様の家を、自分の家以上に大切に扱う。

失敗したときに、言い訳をせず、正直に報告する。

こうした一つひとつの積み重ねが、職人としての信用をつくっていきます。

そして、この「当たり前」を身につけてもらうことが、実は技術を教えること以上に難しいのです。

ベトナム人だから特別なのではない

私たちは、これまでベトナム人の技能実習生から特定技能1号 2号へと育ててきました。

彼らは、家族と離れ、言葉も文化も違う日本へ来て働いています。

それだけでも、大変な覚悟が必要です。

日本語を覚えながら、仕事を覚え、日本の生活ルールも学ばなければなりません。

一方で、受け入れる会社にも責任があります。

仕事だけを与えればよいのではありません。

住む場所を整える。

生活上のルールを伝える。

病気やケガのときに対応する。

お金の使い方や、日本で生活するうえでの注意点を教える。

時には、仕事以外の悩みにも向き合わなければなりません。

外国人を、単なる人手不足を補うための労働力として扱ってはいけないと思っています。

一人の若者として向き合い、日本で働いた経験が、その人の人生にとって意味のあるものになるように育てていく。

それが、受け入れる会社の責任です。

しかし、どれだけ一生懸命に向き合っても、思いが伝わらないこともあります。

途中で辞めてしまうこともあります。

問題が起こり、残念な結果になることもあります。

人を育てることは、きれいごとだけではできません。

育てる側も試されている

人が思うように育たないとき、つい本人だけに原因を求めたくなります。

「なぜ分からないのか」

「なぜ続けられないのか」

「これだけ教えているのに」

そう思うこともあります。

私自身も、何度も悔しい思いをしてきました。

しかし、そのたびに考えます。

本当に伝わる教え方ができていたのか。

本人の話を十分に聞いていたのか。

仕事を教えるだけでなく、目標を持たせることができていたのか。

会社の都合だけで、人を見ていなかったか。

人を育てるということは、育てられる側だけではなく、育てる側の人間性も試されることなのだと思います。

空手の指導でも同じです。

一度教えただけで、できるようになる人はいません。

何度も基本を繰り返し、時には厳しく、時には寄り添いながら、その人自身が気づくまで待つことも必要です。

会社の人材育成も、まったく同じです。

リフォーム工事を提供し続けるために

今、日本の建設業界では職人不足が深刻になっています。

若い日本人が職人を目指すことも少なくなりました。

一方で、長年現場を支えてきた熟練職人は高齢になっています。

材料費も上がり、人件費も上がり、お客様の求める品質やサービスも高くなっています。

そのような時代に、地域でリフォーム工事を提供し続けることは、決して簡単ではありません。

受注するだけでは、会社は続きません。

現場を任せられる職人を育てなければなりません。

お客様に説明できる人を育てなければなりません。

後輩を指導できる親方を育てなければなりません。

日本人も、ベトナム人も関係ありません。

必要なのは、国籍ではなく、

この仕事を覚えたい。
人の役に立ちたい。
自分の人生を良くしたい。

という本人の意志です。

そして、その意志を見つけ、引き出し、支えることが、私たち育てる側の役割です。

それでも、私は人を育てたい

人を育てるには、時間がかかります。

お金もかかります。

何度教えても失敗することがあります。

会社が期待したように育たず、途中で去っていくこともあります。

正直に言えば、

「ここまでやっても、伝わらないのか」

と、心が折れそうになることもあります。

それでも、私は人を育てることを諦めたくありません。

なぜなら、人を育てなければ、職人の技術も、地域の工事店も、次の世代へ残らないからです。

目の前の利益だけを考えるなら、育成は効率が悪いかもしれません。

経験者だけを採用し、できる人だけに仕事を任せた方が、短期的には楽かもしれません。

しかし、それでは未来はありません。

誰かが未経験者を受け入れ、失敗を見守り、根気強く教えなければ、次の職人は生まれないのです。

私が立てる志

私の志は、単に会社を大きくすることではありません。

日本人もベトナム人も、同じ仲間として共に学び、共に成長し、地域のお客様から信頼される職人集団をつくることです。

仕事を残す。

技術を残す。

職人の心を残す。

そして、人を育てる文化を次の世代へ引き継ぐ。

簡単な道ではありません。

時には失敗し、裏切られたように感じることもあるでしょう。

それでも、人を信じることをやめてはいけない。

一人の人間が成長し、一人前の職人になり、家族を支え、後輩を育てるようになる。

その姿を見ることができたとき、育成にかけた時間や苦労は、すべて意味のあるものになります。

日本人もベトナム人も関係ない。

目の前にいる一人の人間と、本気で向き合う。

厳しさから逃げず、愛情を持って育てる。

私自身も、日々迷い、悩み、失敗しながら、人を育てることの厳しさを肌で感じています。

しかし、この厳しさから逃げずに歩き続けることが、今の私に与えられた役割であり、志なのだと思っています。

これからも、にこにこリフォームは、人を育てます。

日本人も、ベトナム人も、一緒です。

地域の住まいと、日本の職人の未来を守るために。

一人ひとりと向き合いながら、次の世代へつないでいきます。

にこにこリフォーム
代表取締役会長 長石 学

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