今日は伊丹の秋の風物詩「宮前まつり」

こんにちは!にこにこリフォーム3代目代表親方の長石学です。

今日10月11日は、私たちの地元・伊丹で「宮前まつり」が開かれました。猪名野神社の秋季例大祭と同じ日に行われる、伊丹の秋を代表するお祭りです。

雲ひとつない青空の下、「よいやさ!」の掛け声とともに、真っ赤なふとん太鼓が伊丹のまちを練り歩きました。その迫力と熱気に、私もたくさんの元気をいただきました。

今日は、このお祭りの歴史と、現場で感じたことをお伝えします。

【写真:宮前まつりのポスター】

千年以上の歴史をもつ猪名野神社

宮前まつりの舞台となる猪名野神社は、伊丹市宮ノ前にある古いお社です。飛鳥時代の孝徳天皇のころに創建され、延喜4年(904年)に今の場所へ移ったと伝えられています。

戦国時代には、荒木村重が城主を務めた有岡城の北の守り「岸の砦」でもありました。今も境内の西側には当時の土塁が残り、境内全体が国の史跡になっています。

江戸時代には、伊丹を治めた近衛家に大切にされ、伊丹郷町の氏神として酒造家や町の人々から厚く信仰されました。今の本殿は、貞享3年(1686年)に近衛基煕によって建て直されたもので、兵庫県の文化財に指定されています。参道に並ぶ石灯籠も、当時の酒造家や町人が寄進したものです。

伊丹の酒づくりと町の暮らしを、ずっと見守ってきた神社なんですね。

宮前ふとん太鼓 ― 途絶えても、また立ち上がった伝統

【写真:ふとん太鼓の巡行】

お祭りの主役は「宮前ふとん太鼓」です。赤と白の座布団を何段も重ねた屋根が特徴で、猪名野神社のお神輿の先導役、いわゆる「露払い」として、古くから伊丹のお祭りを盛り上げてきました。

朝9時半に猪名野神社を出発し、伊丹駅周辺をめぐって、夕方6時に神社へ戻る「宮入り」まで、9時間近く担ぎ歩きます。担ぎ手は、地元の若者を中心に総勢150人近く。ポスターにある「いってらっしゃい」と「おかえり」があるお祭り、という言葉がぴったりです。

じつはこのふとん太鼓、昭和の一時期に途絶えてしまったことがあります。それを地元の有志の方々が復興させ、今は「若中玄武会」の皆さんが、巡行と保存、そして次の世代への継承を担っておられます。

ふとん太鼓の中で太鼓をたたく「乗り子」は、本来は小学4年生の男の子。この日は神様と同じ存在とされ、地面に足をつけてはいけないため、移動はずっとおんぶだそうです。伝統が、こうして子どもたちにも受け継がれているんですね。

担ぎ手の姿に、元気をいただきました

【写真・三軒寺の広場】

「宮前」の法被をまとった担ぎ手の皆さんが、重い担ぎ棒に肩を入れ、顔を真っ赤にして踏ん張る姿。屋根の上で声をかけ、全体をまとめる方。そのすべてが一つになって、ふとん太鼓は前へ進んでいきます。

一人の力では、決して動かせません。全員が息を合わせ、声を掛け合ってはじめて、あの大きなふとん太鼓が動き出す。その姿を見ていて、私たちの塗装の現場と同じだなと感じました。

職人一人ひとりが自分の持ち場で力を出し、声を掛け合い、チームで一軒のお家を仕上げていく。伝統を守り続ける皆さんの真剣な表情に、私も「よし、明日からまた頑張ろう!」と、大きな元気をいただきました。

地域とともに、これからも

一度途絶えた伝統を、地域の人たちが力を合わせてよみがえらせ、次の世代へつないでいく。そこには、先代から受け継いだものを大切に守り、さらに盛り上げていこうという「積極的精神」があると感じました。

にこにこリフォームも、伊丹のまちに育てていただいた会社です。地域の皆さまの大切なお住まいを、心まっすぐに守り続けることで、少しでも恩返しができればと思っています。

宮前まつりを支えてこられた若中玄武会の皆さま、担ぎ手の皆さま、地域の皆さま、素晴らしいお祭りをありがとうございました!

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