いつもにこにこリフォームのブログをお読みいただき、誠にありがとうございます。
にこにこリフォーム伊丹店の岡本隆幸です。
職人一筋、気がつけば40年近く、外壁塗装・屋根工事・住まいの修繕に携わってまいりました。
長年現場を見てきた中で、私がいつも思うことがあります。
それは、
「リフォームで失敗する人を一人でも少なくしたい」
ということです。
リフォームや外壁塗装、屋根工事を考え始めると、多くのお客様が最初に気にされるのは、やはり工事金額です。
もちろん、予算はとても大切です。
しかし、見積金額の安さだけで業者を決めてしまうと、工事が始まってから、
- 聞いていなかった追加費用がかかった
- 思っていた仕上がりと違った
- 工事後に不具合が出たのに対応してもらえなかった
- 安かったけれど、必要な補修がされていなかった
ということもあります。
今日は、職人の立場から、リフォーム業者を決める前に確認していただきたいポイントを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
- 1 同じリフォームでも、見積金額が違うのは当然です
- 2 ポイント1.現地調査を丁寧に行っているか
- 3 ポイント2.見積書に工事内容が具体的に書かれているか
- 4 ポイント3.必要な工事と、まだ必要のない工事を分けているか
- 5 ポイント4.安い理由、高い理由を説明できるか
- 6 ポイント5.誰が工事を行い、誰が現場を管理するのか
- 7 ポイント6.良いことだけでなく、注意点も説明してくれるか
- 8 ポイント7.工事後の保証と対応を確認する
- 9 このようなリフォーム業者には注意してください
- 10 相見積もりは、金額より内容を比べてください
- 11 地域での施工実績も確認しましょう
- 12 まとめ|最後は、きちんと話を聞いてくれるかで判断してください
同じリフォームでも、見積金額が違うのは当然です
まず、複数のリフォーム会社から見積もりを取ると、金額に差が出ることがあります。
これは、必ずしも高い会社が悪く、安い会社が良いという意味ではありません。
見積金額には、次のような違いが表れます。
- 使用する材料や設備
- 工事を行う範囲
- 下地補修の内容
- 職人の人数
- 工事日数
- 養生や清掃の範囲
- 廃材の処分費用
- 現場管理の方法
- 工事後の保証や点検
工事内容が違えば、金額が違うのは当然です。
また、職人さんや社員さんの給与、教育、現場管理、アフター対応にどれだけ力を入れているかによっても、価格は変わります。
だからこそ、合計金額だけを並べても、本当の比較にはなりません。
大切なのは、
何を、どこまで、どのように工事する見積もりなのか。
ここを確認することです。
ポイント1.現地調査を丁寧に行っているか
良いリフォームは、必ず丁寧な現地調査から始まります。
建物の状態をよく見ないまま、正しい工事内容を決めることはできません。
外壁や屋根の工事であれば、表面の色あせだけでなく、
- ひび割れ
- 塗膜の剥がれ
- シーリングの劣化
- 雨漏りの可能性
- 下地の傷み
- 屋根材の状態
- 雨樋や板金部分の傷み
まで確認する必要があります。
水回りや内装のリフォームでも、見える部分だけではなく、配管、床下、壁の下地などによって必要な工事が変わります。
短時間で建物をほとんど見ずに、すぐ見積もりを出す業者さんには注意が必要です。
どこを確認し、どのような傷みが見つかったのかを、写真などで分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。
ポイント2.見積書に工事内容が具体的に書かれているか
見積書を見る時は、合計金額だけを見ないでください。
たとえば、
- リフォーム工事一式
- 外壁塗装工事一式
- 補修工事一式
という表記ばかりでは、何をどこまで工事するのか分かりにくいものです。
確認したいのは、次のような内容です。
- 工事を行う場所
- 使用する商品や材料
- 商品名や塗料名
- 数量や施工面積
- 工事の工程
- 補修する範囲
- 付帯工事の有無
- 処分費や諸経費
- 工事に含まれない内容
細かい見積書を出しているから、必ず良い業者というわけではありません。
しかし、お客様に工事内容をきちんと伝えようとする姿勢は、見積書に表れます。
分からない項目があれば、遠慮せずに質問してください。
きちんとした業者なら、専門用語でごまかさず、お客様に分かる言葉で説明してくれるはずです。
ポイント3.必要な工事と、まだ必要のない工事を分けているか
リフォーム業者の仕事は、できるだけ多くの工事を売ることではありません。
今のお住まいに、本当に必要な工事を見極めることです。
たとえば、
- ここは早めに直した方がよいです
- こちらは数年後でも大丈夫です
- この部分は交換せず、補修で対応できます
このように、工事の優先順位を伝えてくれる業者は信頼できます。
反対に、建物の状態を十分に説明せず、すべて交換、すべて工事する方向へ話を進める場合は、一度立ち止まった方がよいと思います。
良い業者は、工事を増やすことよりも、お客様の住まいと予算に合った方法を考えます。
今すぐ必要な工事と、将来考えればよい工事を分けて説明してもらいましょう。
ポイント4.安い理由、高い理由を説明できるか
見積金額が安いこと自体は悪くありません。
会社の努力や仕入れ方法によって、価格を抑えている業者もあります。
ただし、相場より大幅に安い場合は、その理由を確認してください。
価格を安くするために、
- 必要な工程を減らしている
- 下地補修を十分に行わない
- 使用する材料の量を減らしている
- 工事範囲を狭くしている
- 安価な材料へ変更している
- 保証や点検を付けていない
という可能性もあります。
反対に、見積金額が高い場合も、その理由を聞くことが大切です。
- 補修範囲が広いのか
- 耐久性の高い材料を使うのか
- 職人の人数や工程が多いのか
- 保証や点検が含まれているのか
理由が分かれば、その価格が適正かどうかを判断しやすくなります。
ただ安い、高いで判断するのではなく、価格の根拠を確認しましょう。
ポイント5.誰が工事を行い、誰が現場を管理するのか
契約前の営業担当者だけでなく、実際に誰が工事を行うのかも確認してください。
リフォーム工事は、契約して終わりではありません。
工事が始まってからの現場管理がとても大切です。
確認しておきたいのは、
- 自社の職人が施工するのか
- 協力業者が施工するのか
- 現場の責任者は誰か
- 工事中の連絡先はどこか
- お客様の要望が職人まで伝わる仕組みがあるか
- 工事中の検査を誰が行うのか
という点です。
自社施工であっても、協力業者による施工であっても、大切なのは責任の所在が明確であることです。
何か問題があった時に、誰が責任を持って対応するのか。
ここは契約前に確認しておきましょう。
ポイント6.良いことだけでなく、注意点も説明してくれるか
どのリフォームにも、良い面と注意点があります。
たとえば、屋根のカバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに施工できることが利点です。
一方で、屋根の状態や建物の構造によっては、施工できない場合があります。
外壁塗装も、高耐久塗料を使えば必ず長持ちするというものではありません。
下地の状態、補修方法、塗布量、乾燥時間、職人の施工技術によって、仕上がりは変わります。
良い業者は、商品や工事方法の長所だけでなく、
- できないこと
- 起こる可能性があること
- 将来必要になるメンテナンス
- 追加工事が発生する条件
- 材料ごとの短所
- 工事中に考えられる不便
についても説明します。
都合の良い話ばかりをする業者より、注意点まで正直に伝える業者の方が、工事後の行き違いは少なくなります。
ポイント7.工事後の保証と対応を確認する
リフォームは、完成した直後だけでは判断できません。
数か月後、数年後に不具合が見つかることもあります。
だからこそ、契約前には次の点を確認してください。
- 工事保証があるか
- 保証期間は何年か
- 保証の対象範囲
- 保証の対象外となる条件
- 不具合が出た場合の連絡先
- 定期点検があるか
- 保証書が発行されるか
「何かあれば対応します」という口約束だけではなく、できる限り書面で確認することが大切です。
ただし、保証年数が長ければ安心というわけでもありません。
大切なのは、会社が地域で長く営業を続け、実際に対応できる体制があるかどうかです。
保証の長さだけでなく、保証の中身と会社の姿勢を確認しましょう。
このようなリフォーム業者には注意してください
次のような場合は、その場ですぐ契約せず、一度落ち着いて考えることをおすすめします。
1.契約を急がせる
「今日決めれば安くします」
「今すぐ工事しないと危険です」
このように、十分に考える時間を与えず契約を急がせる場合は注意が必要です。
本当に緊急性が高い場合は、その理由と建物の状態を、写真や調査結果を使って説明してもらいましょう。
2.大幅な値引きを繰り返す
最初の見積もりから、簡単に何十万円も値引きされる場合は、最初の価格が適正だったのか疑問が残ります。
値引き額の大きさではなく、最終的な工事内容が変わっていないかを確認してください。
3.質問に対する答えが曖昧
材料、施工方法、工程、保証について質問しても、はっきり答えてもらえない場合は注意が必要です。
専門的な内容を、お客様に分かるように説明することも、業者の大切な仕事です。
4.不安ばかりをあおる
建物の傷みを必要以上に強調し、お客様を不安にさせて契約を迫る業者もいます。
傷んでいる場所があるなら写真を見せてもらい、なぜ工事が必要なのか、放置するとどのような問題が起きるのかを説明してもらいましょう。
5.会社情報が分かりにくい
所在地、代表者、電話番号、施工事例などがほとんど確認できない場合も、慎重に判断する必要があります。
万が一の時に、すぐ相談できる会社かどうかも確認しておきましょう。
相見積もりは、金額より内容を比べてください
複数のリフォーム業者から見積もりを取ることは、悪いことではありません。
ただし、見積金額だけを比べると、判断を誤ることがあります。
比較する時は、次の点をそろえて確認してください。
- 工事範囲
- 使用する材料や設備
- 商品名や塗料名
- 下地補修の内容
- 工程
- 工事日数
- 保証内容
- 追加費用が発生する条件
同じ条件で比較して初めて、価格の違いが見えてきます。
見積もりの内容が大きく違う場合は、それぞれの業者に違いの理由を聞いてみてください。
業者ごとの考え方や、建物の見方の違いも分かります。
地域での施工実績も確認しましょう
住宅は、地域の気候によって傷み方が異なります。
雨の多い地域、雪の多い地域、海に近い地域、日差しの強い地域では、適した材料や施工方法も変わります。
そのため、地元での施工実績があるかどうかも、業者選びの大切なポイントです。
ホームページを見る時は、施工件数だけでなく、
- どの地域で工事をしているか
- どのような建物を施工しているか
- 工事前にどのような問題があったか
- どのような方法で直したか
- なぜその材料を選んだのか
まで確認してみてください。
工事写真を並べるだけでなく、工事内容や判断理由まで紹介している施工事例は、その業者の考え方を知る手掛かりになります。
まとめ|最後は、きちんと話を聞いてくれるかで判断してください
リフォーム業者選びは、会社の規模や知名度だけでは判断できません。
最後に大切なのは、
お客様の話をきちんと聞いてくれるかどうか
です。
予算、家族構成、今困っていること、今後何年その家に住む予定なのか。
同じ家でも、ご家族によって必要なリフォームは違います。
最初から決まった商品をすすめるのではなく、まずお客様の話を聞き、建物を調べ、その家に合った方法を一緒に考えてくれる業者を選んでください。
私たちにこにこリフォームも、このコラムに書かせていただいたことを、日々の現場で心がけながら精進しております。
伊丹市で外壁塗装、屋根工事、防水工事、リフォーム工事をご検討の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
無理な営業ではなく、お客様が安心して判断できるよう、職人の立場から正直にお手伝いさせていただきます。
いつも本当にありがとうございます。
にこにこリフォーム伊丹店
岡本 隆幸