~見えない屋根の上だからこそ、正直な仕事を続けたい~
こんにちは。
にこにこリフォームの屋根職人、岡本隆幸です。
私は中学校を卒業してすぐ、職人の世界に入りました。
それから気が付けば、35年。
振り返れば、ずっと屋根の上で仕事をしてきました。
瓦屋根、板金屋根、葺き替え工事、雨漏り修理。
時代とともに屋根材も工法も変わってきましたが、私はこれまで屋根職人一筋で歩んできました。
■ 中学校を卒業して、すぐ職人の世界へ
若い頃は、とにかく仕事を覚えることに必死でした。
今のように、何でも丁寧に教えてもらえる時代ではありません。
親方や先輩の仕事を見て、
「なぜ、こうするのか」
「どうすれば、もっときれいに納まるのか」
自分で考えながら、一つひとつ覚えてきました。
夏の屋根の上は、照り返しで焼けるように暑い。
冬は冷たい風が吹きつけ、手の感覚がなくなるような日もあります。
雨が降れば仕事は止まり、台風が来れば雨漏りの相談が増える。
屋根職人という仕事は、決して楽な仕事ではありません。
それでも35年間、この仕事を続けてこられたのは、
工事が終わったときにお客様からいただく、
「岡本さん、ありがとう」
という言葉があったからだと思います。
職人にとって、この一言ほど嬉しいものはありません。
■ 屋根は、お客様から見えない場所です
屋根というのは、普段の生活ではなかなか見ることができません。
外壁なら地上から見ることができます。
しかし、屋根の上がどうなっているのかは、お客様自身ではほとんど確認できません。
だからこそ私は、
「見えないところほど、丁寧に仕事をする」
ということを大切にしてきました。
誰も見ていないから、これくらいでいい。
そんな仕事をしてはいけない。
見えないところだからこそ手を抜かない。
次に屋根を開ける職人が見ても、
「きちんとした仕事をしているな」
と思ってもらえる仕事をする。
それが、昔から職人の世界で教えられてきた仕事の基本だと思っています。
■ 「屋根が傷んでいる」と言われても、慌てないでください
最近、特に増えているのが、
「近くで工事をしている業者から、屋根が浮いていると言われました」
「このままだと雨漏りすると言われました」
「今日契約すれば安くすると言われたのですが、本当に工事が必要でしょうか」
というご相談です。
屋根はお客様自身では確認しにくい場所です。
だから、
「屋根が壊れていますよ」
と言われれば、不安になるのは当然です。
しかし、私はまず、
慌てて工事を決めないでください
とお伝えしたいと思います。
■ 35年間、数え切れないほどの屋根を見てきました
私は35年間、数え切れないほどの屋根を見てきました。
もちろん、本当に早急な修理が必要な屋根もあります。
しかし反対に、
「まだ十分大丈夫ですよ」
「今すぐ工事する必要はありません」
とお伝えすることもあります。
職人だからといって、何でも工事につなげればいいとは思っていません。
必要のない工事は、お勧めしない。
これが私の考えです。
お客様にとって家は、大切な財産です。
そしてリフォームに使うお金も、家族が一生懸命働いて貯めた大切なお金です。
だからこそ、
今、本当に工事が必要なのか。
あと何年くらい大丈夫なのか。
修理で済むのか。
葺き替えまで必要なのか。
お客様の立場になって、できるだけ正直にお伝えする。
それが、長年屋根の仕事をしてきた職人の役目だと思っています。
■ 屋根は、家族の暮らしを守っています
屋根は家の一番高いところにあります。
普段はあまり意識されない場所ですが、
雨から家を守り、
風から家を守り、
夏の強い日差しから家を守っています。
つまり屋根は、
家族の暮らしを一番上から守っている場所
です。
だから、屋根の仕事には責任があります。
一つの小さな施工不良が、数年後の雨漏りにつながることもあります。
逆に、きちんとした施工をしておけば、家を長く守ることができます。
35年間屋根に携わってきたからこそ、その怖さも、大切さも分かっているつもりです。
■ これからは、若い職人にも伝えていきたい
気が付けば、私自身も若い職人に仕事を教える立場になりました。
昔は自分が親方の背中を追いかけていました。
今度は自分たちが、若い職人に仕事を伝えていく番です。
屋根の納め方。
道具の使い方。
雨仕舞いの考え方。
安全な仕事の仕方。
もちろん技術は大切です。
しかし、それ以上に伝えたいのは、
職人として、どんな気持ちでお客様の家に向き合うのか
ということです。
見えないところほど丁寧にする。
分からないことをごまかさない。
必要のない工事を勧めない。
約束したことは守る。
当たり前のことかもしれません。
しかし、その当たり前を35年間続けることが、職人として一番大切なことなのではないかと思っています。
■ 中卒で職人になった、あの日の初心を忘れずに
私は中学校を卒業して、職人の道に入りました。
学歴があるわけでもありません。
特別な才能があったわけでもありません。
ただ、一つの仕事を覚え、一つの現場を納め、また次の現場へ行く。
その繰り返しを35年間続けてきました。
振り返れば、
屋根の仕事が、私を職人として育ててくれた
のだと思います。
まだまだ勉強することはあります。
これからも、中卒で職人の道へ進んだあの日の初心を忘れず、35年間積み重ねてきた経験を次の仕事、次の世代へつないでいきたいと思っています。
屋根のことで、
「少し気になるな」
「一度見てもらった方がいいかな」
と思うことがございましたら、どんな小さなことでも構いません。
お気軽にご相談ください。
工事が必要でなければ、
「まだ大丈夫ですよ」
と正直にお伝えします。
これからも一人の屋根職人として、
地域の皆様の大切なお住まいと暮らしを守る仕事を続けてまいります。
にこにこリフォーム
屋根職人 岡本 隆幸