畑から教わった「正しいものを、正しく使う」ということ
こんにちは。
にこにこリフォーム川西・猪名川店 代表親方の木下です。
我が家では普段、できるだけ自分たちで育てた無農薬の野菜を食べるようにしています。
畑で土を耕し、自分たちで育て、収穫した野菜を家族で食べる。
そんな生活を続けていると、自然と「食べるもの」について考える機会も増えてきました。
先日、そんな我が家で、ちょっと面白い出来事がありました。
家族でファーストフードを食べた日のこと
その日は家族みんなで、久しぶりにファーストフードを食べました。
「たまには、こんなのもいいよな」
そんな感じで、みんなで美味しくいただきました。
ところが――。
家に帰ってしばらくすると、
「なんか、お腹の調子がおかしい……」
一人がトイレへ。
すると、また一人。
そして、また一人。
気がつけば、家族みんながお腹の調子を崩して、我が家のトイレに行列ができていました(笑)。
「なんやこれは!」
家族で笑いながらも、私は少し考えました。
もちろん、ファーストフードが原因だったのか、普段の食生活と関係があったのかは分かりません。
ただ、家族全員が同じようなことになったので、
「身体って、食べたものに正直なんやなぁ」
と、改めて感じた出来事でした。
毎日食べているものが身体をつくる
野菜には食物繊維をはじめ、私たちの健康を支えてくれるさまざまな栄養があります。
だから私は、特別な健康法をすることよりも、
「毎日、何を食べるのか」
を大切にしたいと思っています。
一日だけ身体に良いものを食べるのではなく、畑で採れた野菜を毎日の食卓に並べる。
旬のものをいただく。
できるだけ自然に近いものを食べる。
そんな小さな積み重ねが、家族の身体をつくっていくのだと思います。
考えてみれば、私たちの仕事も同じです
今回の出来事から、もう一つ思ったことがあります。
「これって、私たちの仕事も同じやな」
ということです。
身体は、毎日何を食べるかによってつくられていきます。
そして住まいも、どんな材料を使い、どんな施工をするかによって、その先の寿命が変わってきます。
外壁、屋根、木部、鉄部、防水。
それぞれ状態も違えば、必要な材料も施工方法も違います。
どれだけ高価で良い塗料だからといって、どんな場所に使っても良いわけではありません。
大切なのは、
適材適所に合った材料を選び、正しい施工をすること。
下地処理が必要なら、手間を惜しまず下地を整える。
乾燥時間が必要なら、しっかり待つ。
塗布量が決められているなら、正しい量を使う。
当たり前のことかもしれません。
しかし、その「当たり前」を守り続けることが、良い仕事につながるのだと思います。
良い野菜は「土」から。良い塗装は「下地」から。
畑をしていると、仕事と似ているところがたくさんあります。
良い野菜をつくろうと思えば、まず土をつくる。
種だけ良いものを買ってきても、土が悪ければ思うようには育ってくれません。
塗装も同じです。
どれだけ良い塗料を使っても、下地が悪ければ長持ちしません。
だから私たちは、塗る前の下地処理を大切にします。
良い野菜は、土から。 良い塗装は、下地から。
そして、どちらもそのものに合った方法で、手間をかけて育てていく。
畑をするようになってから、仕事で大切にしてきたことを、逆に自然から教えてもらっているような気がします。
子どもたちに残したいのは「暮らし方」
私たち、にこにこリフォームの仕事は、「衣・食・住」の「住」を守る仕事です。
でも私は、安心できる家があるだけでは、本当の意味で豊かな暮らしにはならないと思っています。
家族が健康であること。
安心して食べられるものがあること。
子どもたちが土に触れ、野菜がどうやって育つのかを知ること。
そして、
「自分たちが食べるものを、自分たちでつくる」
そんな暮らしの豊かさも、次の世代に残していきたいと思っています。
仕事では、お客様の住まいを守る。
畑では、家族の食卓をつくる。
一見まったく違うことのようですが、私の中ではつながっています。
それは、
「大切な人の暮らしを守る」
ということです。
あの日、トイレに並ぶ家族を見ながら(笑)、改めてそんなことを考えました。
恐るべし、野菜パワー。
身体にも、住まいにも、魔法のような近道はありません。
良いものを選ぶ。
そのものに合ったものを使う。
正しい方法で手間をかける。
そして、それを毎日コツコツ続けていく。
これからも畑と仕事を通じて、そんな「子どもたちに残したい暮らし」をつくっていきたいと思います。
にこにこリフォーム川西猪名川店 代表親方 木下浩司