雨どいのメンテナンスの必要性
雨どいは、日々日差しや雨風に当たり続けます。
雨水が流れる部分であるため、塩化ビニール樹脂やガルバリウム鋼板などの強固な素材で作られていますが、雨どいもメンテナンスが必要な部分であり、いつかは劣化します。
雨どいが劣化をすると、変形、歪み、穴、割れる、外れる、漏れるなどの症状が出ます。
その場合は外壁や屋根のように塗装で解決することは出来ず、交換になります。素材によって劣化していくまでに、ある程度の期間はありますが、雨どいの寿命は20~25年ほどと考えておきましょう。
今回は、雨どいについて詳しく見ていきます。
雨どいの役割は建物に入った雨水をスムーズに寄せ集め、地面の排水溝へ排水することです。
雨どいを機能させる3つのメンテナンス方法
雨どいの色が剥げてくるなどの劣化が見られた場合、塗装を行うべきか、交換をするべきか迷う方もいらっしゃると思います。
単価相場 | 金額(税抜き) |
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雨どい塗装の単価相場 | 500~700円/m |
雨どい修理の単価相場 | 修理箇所や修理方法、材料にもよる |
雨どい交換の単価相場 | 3,000~4,500円/m |
相場は、塗装の方が安く、交換は少し高めです。
但し、外壁塗装工事などで足場を設置したついでに、雨どいを交換するという場合であれば、費用は安く済みます。加えて、塗装は剥がれやすいというデメリットがあるため、最初から交換を選択するという考えの方もいます。
外壁塗装を行う場合は外壁の色が変化する可能性もありますので、マッチする雨どいの色は何色にするべきなのか、屋根を葺き替える場合、葺き替えた後の屋根にマッチし、適切に作用する雨どいの形はどういったものなのかなど、建物の状況でいくらでも変わりますので、お近くの専門家にしっかりと相談しましょう。
また、雨どいの交換は塗装業者ではなく、建築板金屋に依頼するのが理想的です。
雨どい塗装について
長持ちさせるための塗装
外壁塗装の際に業者から、雨どいも塗装しましょうと声が掛かることが多いのではないでしょうか。
雨どいの塗装を行う時に、外壁塗装も行うのが大半だと思います。
雨どい自体が割れていたり、何らかの破損をしていない限りは、塗装をしてもしなくてもどちらでも大丈夫ですが、雨どいを留めている金具などが経年劣化で錆びの発生などを起こすため、私共も外壁塗装時に同時に塗装することをおすすめしています。
塗装で十分な機能を維持できない場合は、雨どいの交換や部分交換を検討する必要があります。
雨どい塗装のメリットとデメリット
メリットとして
一時的(8年~10年)に雨どいの劣化を遅らせる、耐久性を高めるなどありますが、雨どいの色が家のアクセントになったり外壁を引き立て美観を良くするメリットもあります。また外壁塗装と一緒に行うことで費用面でも安い傾向があります。
デメリットとして
雨どいの塗装だけの場合は足場を組む必要があり、その分の費用が掛かります。
*にこにこリフォームの多くのお客様は、外壁塗装と一緒に雨どい塗装も行っております。
雨どいの内側は水が流れる箇所で、塗装をしても劣化によって剥がれてしまいます。
雨どい自体の耐久年数は一般的に、20~25年程度で、塗装の耐久年数は8~10年程度です。
居住地域の環境にも、大きく左右されます。8年以上持つ方もいれば、3年程度で色褪せが発生する可能性もあるため、にこにこリフォームの付属部塗装の施工保証は3年間としています。
塗装で大事なのは、「ケレンなどの塗料密着の為の下地処理をきちんと行う」下地処理です。
業者が、いきなり雨どいに塗料を塗り始めたとしたら、手抜き業者と考えて良いでしょう。
雨どい交換や修理について
雨どいが部分的に割れていたり、曲がっている場合や水が漏れている場合は、修理または交換をおすすめいたします。

雨どい交換のメリットとデメリット
メリット
雨どいが機能するということは、雨水が流れやすくなり、飛び散らないことで外壁や屋根の負担を軽減できます。軒下地面が雨だれで掘り下げられ、外壁庭木などを傷めるのを防ぎます。湿った場所を好む白アリ対策にもなります。
デメリット
塗装や修理よりもコストが掛かる。
雨どいの耐久年数は、20~25年です。新しい雨どいを取り付けしますので、次のメンテナンスは10年後を目安に塗装をお考えください。
にこにこリフォームの樋交換は、基本パナソニック製を使用しています。ご要望やご希望がありましたらお気軽にご相談くださいね。
雨どいの修理のメリットとデメリット
雨どいは、全部交換しなくても、部分的に交換や補修することが可能です。
メリット
部分修理となるため、交換よりコストが低い。
デメリット
時限的な修理となることが多く、根本的な解決に繋がっていない可能性がある。
職人の技術も必要な作業であるため、雨漏りが再発したり、雨樋の寿命を縮めたりする可能性がある。


DIYについて
塗装のプロや専門知識のない者が、DIYで、塗装、交換をするのは大変危険です。
その上、安全を確保しようと足場代など必要以上の出費もかさみ、おすすめできません。
雨どいの色は何色がいい??
雨どいの色は、汚れが目立たないように…と考えるのであれば、濃いめの色がおすすめです。
また外壁や屋根と同じ色にすることで、全体に統一感を持たせることができますし、反対に外壁と違う色にすることでメリハリがつくことができます。
どちらがいいのか…は、お客様の好みですね♪
外壁や屋根と同じ色・似たような色にする場合
下記は外壁と同じ(似たような)色を使用して樋塗装を行った施工事例ですが、色のイメージがしやすくなると思いますので、お立ち寄りください。どれも素敵な仕上がりです♪
アクセントにする場合
下屋根や帯に合わせて塗装をされる方も多くいらっしゃいます。
下記はアクセントとして外壁とは別の色を使用して樋塗装を行った施工事例です。こちらも素敵な仕上がりですよ♪
雨どいは、強風や大雨などの自然災害によって破損しやすい箇所です。
破損した場合、部分補修することになりますが、特殊な色で塗装していると同じ色が再現できずに新旧の部分で見た目が変わってしまう恐れがあります。一部だけ色が異なると美観を損ねることになるため、雨どいはメンテナンスしやすいカラーを選ぶことをおすすめいたします。
にこにこリフォームで塗装されるお客様は、白、黒、茶が多いですよ!
にこにこリフォームは、雨どい補修も自社職人
雨どいは、塗装、交換に限らず、落ち葉などのゴミが集水器やジョウゴに詰まる、太陽光、紫外線などの熱で変形、強風、大雨、雪などで破損、経年劣化などが要因で雨どいの排水がうまくできないことがあり、ある程度の期間が経てばやはり点検や修理は必要です。
不具合のある雨どいのまま放置すると、雨漏り、外壁の破損、カビ、シロアリの発生など、他の弊害につながる可能性があります。
にこにこリフォームは、雨どい補修も自社の職人で行っておりますので、安心してお任せいただけます。
雨どいの割れ、詰まり、破損、うまく排水できないなどトラブルでお困りの方は、まずは、お気軽にご相談ください!
雨どいのメンテナンスは下記の3つの方法があります。
①塗装する ②修理する ③交換する