屋根カバー工法について

そもそも屋根カバー工法とは?

 屋根カバー工法とは、古い屋根の上に新しい屋根をかぶせる工事方法のことです。

古い屋根をはがして処分する手間と費用がかからないので、工事費用と工事期間を抑えることができます。

また、屋根カバー工法に用いられる屋根材の種類は様々で、ガルバリウム鋼板、スレート瓦、などがあります。屋根材の種類によって、見た目・耐久性・費用が変わってきます。

屋根カバー工法の必要性について

 当店では、下記の劣化状況の場合において屋根カバー工法が必要だと考えます。なぜなら放置したままだともっと被害が拡大し修理費用がかかってしまうからです。

チェックリスト

[  ]瓦(屋根材)何枚もずれている。
[  ]複数箇所屋根が割れている。
[  ]屋根がめくれている。
[  ]屋根材がパミールなど塗装のできない屋根だと言われたことがある。
[  ]築20年以上経過しており、一度もメンテンナスをしていない。
[  ]既に、2回以上屋根塗装を行っている。

以上の劣化症状が発生している場合は屋根カバー工法のご提案を差し上げております。
もちろん、他の箇所は問題なく部分的に劣化しているケース(屋根部分補修)もございますので、そのような場合は正しく調査診断をさせていただき最善のご提案をいたします。

屋根カバー工法の施工方法についてご紹介いたします。

 当店では、以下のように工事の流れを定めております。一つ一つの工程ごとにご紹介いたします。

①ドローン屋根調査診断を行います。

 まずは、ドローンにて調査診断を行います。
調査診断の結果、
・カバー工法で良いのか?
・屋根葺き替え工事のが良いのか?
・屋根塗装でも問題無いのか?
など、屋根の劣化症状を見ながら調査を行います。

足場を架設します。

 工事の内容が決まりましたら、早速足場を設置します。 近隣の方への飛散防止や安全確保のため、良い工事を行うためにとても重要な工程です。

高圧洗浄をします。

 次に高圧洗浄を行います。長年のコケやカビがびっしりついているということもありますので、まずはきれいに洗い流します。 また、屋根を水洗い(高圧洗浄)することにより、後から付ける粘着式ルーフィングの粘着力効果も高まります。

※雨漏れしているお家は、高圧洗浄をすることができません。なぜなら、お家の中に水が入ってしまうからです。そのような場合は、コケなどを隅々まで掃除しますのでどうぞご安心ください。

古い棟板金を撤去します

 屋根カバー工法は、新しい屋根材を上から被せるから撤去する必要ないでしょ とよくお聞きしますが、既存の棟板金は必ず撤去させていただきます。なぜなら、既存の棟板金を撤去することで、のちのちの耐久性に大きく関わってくるからです。撤去の際は、屋根の下地を傷つけないよう留められている釘を丁寧撤去します。

水切りを取り付けます

 水切りとは、屋根の雨水が下に回らないために取り付けるものです。カバー工法を行う上では必須作業となります。

⑥防水ルーフィングを張ります

 カバー工法で一番重要な工程です。きっちりシートを張って水の侵入を防ぎます。

屋根の本体を貼り付けます。

 いよいよ新しい屋根本体を貼り付けます。屋根本体は、刺した穴から水が入らないよう専用ビスで取り付けていきます。また、屋根の種類によって規定のビス間隔がありますので、規定に準じた施工を行います。

新しい屋根棟板金を取り付けます。

 

 最後に新しい棟板金を取り付けます。取り付け方は少しでも雨の侵入のリスクを減らすために、横から専用のビスを打ちます。また、棟板金の重なる部分も、コーキング剤を使用し雨水の侵入を徹底的に防ぎます。

⑨完成

 新しい棟板金を取り付けたら完成です。屋根カバー工法は屋根材によって大きく見た目と耐久性が変わります。興味がある人は下記の屋根材の種類についても見てみてくださいね。

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